WordPressを始めようと思ったけれど、「無料テーマと有料テーマ、どっちを選べばいいんだろう?」そんな迷いに立ち止まったことはありませんか?
SNSでは「無料で十分!」という声もあれば、「最初から有料がラク!」という意見も。調べるほどに迷ってしまう人も多いでしょう。
この記事では、WordPressの有料テーマと無料テーマの違い、選び方のポイント、そして私自身の実体験を交えながら、初心者にもわかりやすく解説します。
ではまず、そもそも「WordPressテーマ」とは何かを整理していきましょう。
「そもそもWordPressって何?」という人は、先にこちらの記事から読むと理解がスムーズです。
WordPressテーマとは?【まず基本から】
ちなみに、「WordPress.com」と「WordPress.org」の違いが気になる人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
👉WordPress(ワードプレス)の種類、WordPress.comとWordPress.orgの違いについて
WordPressテーマとは、ブログ全体の「見た目」と「機能」をまとめたテンプレートのことです。
ページのレイアウト、文字の装飾、ボタンやメニューの位置など、サイトの印象を左右する要素がすべてテーマに含まれています。
HTMLやCSSを直接書かなくても、テーマを選ぶだけでデザインや構成が整うのがWordPressの魅力。
テーマを選ぶだけで、見た目や機能を簡単に切り替えられます。つまり、テーマはサイトのデザインと構成を支える“土台”のような存在です。
テーマは大きく2種類に分かれます。
無料テーマ:誰でも無料で使えます。代表的なのは「Cocoon」。機能も十分で、最初の練習や操作に慣れるのに最適です。
有料テーマ:一度購入すれば、デザインや機能がさらに充実。「SWELL」「SANGO」「JIN:R」などが定番で、クリック操作だけで完成度の高いサイトを作ることができます。
多くのユーザーが「Cocoon」でWordPressを始めていて、無料とは思えないほど機能が充実していて、設定画面もわかりやすいと評判です。
初めてWordPressを触る人が「ここで基本操作を覚えた」という声も多いです。
無料テーマの特徴・メリット・デメリット
WordPressを初めて触る人にとって、気軽に始められるのが無料テーマです。
費用をかけずに使えるうえ、操作を通じてWordPressの仕組みを自然に学べます。
メリット
・費用ゼロで始められる
登録してすぐに使えるので、思い立った日からブログを始められます。
・情報が多く学びやすい
解説ブログやフォーラムが充実していて、検索すれば大抵のトラブルは解決できます。
・構築や投稿の練習に最適
失敗してもやり直せる安心感があり、WordPressの操作に慣れる練習にも◎。
デメリット
・デザインの自由度は控えめ
個性を出すにはCSSの知識が必要になることも。ただ、初心者のうちは“迷わず使える”このシンプルさがむしろ強みです。
・サポートは基本的に自己解決
無料テーマでは公式対応が少ないものの、「Cocoon」のような人気テーマなら解説記事やコミュニティが豊富で安心です。
無料テーマに慣れてくると、「もっとデザインを整えたい」「作業を効率化したい」と感じる人が増えてきます。
実際、SWELLやSANGOのような有料テーマでは、クリック操作だけでデザインを整えられる点が人気です。
こうした環境が整うことで、“書くこと”に集中できるという声も多く見られます。
有料テーマの特徴・メリット・デメリット
WordPressをしばらく使っていくと、「もっと見た目を整えたい」「操作をラクにしたい」と感じる人が増えてきます。
そんなときに選択肢に入るのが、有料テーマです。
ここでは、有料テーマの特徴と、選ぶときのメリット・注意点を整理します。
メリット
・デザイン済みテンプレートで、すぐ整ったサイトが作れる
ボタンや見出し、装飾などが最初から整っていて、クリック操作だけでプロっぽい仕上がりに。
・SEO/高速化が充実
内部最適化や表示速度まで考慮され、検索にも強い“読まれやすいサイト”を作りやすい。
・サポートやマニュアルが整備されていて安心
つまずいても調べやすく、質問フォーラムや公式解説も充実。初心者にもやさしい環境。
・定期アップデートで長く安定して使える
WordPress本体の変更にも対応し、長く安心して運営できる。
デメリット
・初期費用(1〜2万円前後)がかかる
ただし買い切りが多く、一度購入すれば長期的に使えるのでコスパは良好。
・テーマの選択肢が多く、最初は迷いやすい
SWELL、SANGO、JIN:Rなど人気テーマが多く、最初は選びづらいが、どれを選んでも大きな失敗はない。
「続けられそう」「もっと整えたい」と感じた時が、有料テーマへの切り替え時。そんな時は“発信を楽しむステージ”へ進むサインです。
有料テーマと無料テーマの違いを比較表で見る
どちらが優れているというより、「目的」と「使いやすさの優先順位」で選ぶのがポイントです。
項目 | 無料テーマ | 有料テーマ |
初期費用 | 無料 | 5,000〜20,000円前後(買い切り型が多い) |
デザイン性 | シンプルでベーシック | 洗練されたテンプレートが豊富 |
SEO対策 | 基本的な最適化あり(Cocoonなど優秀) | 内部最適化・高速表示などより強化されている |
サポート | 自己解決が基本 | マニュアル・問い合わせ対応が充実 |
更新頻度 | テーマによって不安定 | 定期的なアップデートで安心 |
無料テーマは「学びながら使いたい人」向け。
有料テーマは「スムーズに整ったサイトを作りたい人」向けです。
まずは無料テーマから始めても大丈夫
結論から言えば、最初は無料テーマでまったく問題ありません。
目的は「完璧なサイト」ではなく、“自分の発信を形にすること”。
無料テーマ「Cocoon」は、初心者の定番として多くの人に選ばれています。
設定がわかりやすく、情報も豊富。困ったときに調べれば、すぐに答えが見つかります。
最初は「書く・触る・慣れる」だけで十分です。
WordPressに少しずつ慣れるうちに、自然と“次にやりたいこと”が見えてきます。
無料で慣れてから有料に移るのも王道ルートです。“まずは始める・続けてみる”ことが、結果的に最短ルートになります。

次のステップへ進みたくなったら整えるタイミング
無料テーマで十分に慣れてきたら、次のステップを考えるタイミングです。
「もっとデザインを整えたい」「書く時間を増やしたい」など、目的に応じて選ぶ方向が変わります。
そのときは、次の2つの方向性を考えてみましょう。
見た目や機能を整えたい→有料テーマへ
・装飾やレイアウトがボタン操作で完結。
・デザインが統一され、世界観を作りやすい。
・書く時間に集中できるようになる。
自分で細かく調整したい→Webデザインを学ぼう
「ここを調整したい」「もう少し自由に触りたい」と感じたら、HTML・CSS・JavaScript・PHPを学ぶチャンス。
基本のWebスキルと、WordPressの構造を理解すれば、自分だけのオリジナルテーマを作れるようになります。
「ここを調整したい」と思ったら、HTMLやCSSを少しずつ学んでみましょう。
初心者向けに違いや役割をまとめたこちらの記事も参考になります。
👉【初心者向け】HTMLとCSSの違いとは?役割と学び方をやさしく解説
初心者におすすめの有料テーマ3選【2025年版】
WordPressに少し慣れてくると、「もっとデザインを整えたい」「更新をラクにしたい」と感じるタイミングが訪れます。
そんなときにおすすめなのが、操作性とデザイン性を両立した有料テーマ。
ここでは、初心者にも人気の3つを紹介します。
SWELL|ブロックエディタ完全対応で操作が直感的
クリック操作だけでデザインが整うほどの使いやすさが魅力。
Gutenberg(ブロックエディタ)に完全対応しており、表示速度・内部SEOの最適化にも定評があります。
軽量構造で編集もスムーズ。初心者から上級者まで幅広く支持されるテーマです。
機能一覧やデモデザインは、公式ページで確認できます。
👉 SWELL公式サイトを見る
SANGO|やさしい色合いで世界観を作りやすい
柔らかく統一感のあるデザインが特徴で、文章中心のブログにぴったり。
ライフスタイル・教育・旅行など、読者に寄り添うテーマ構成に向いています。
開発元のサポートが充実しており、ユーザーコミュニティも活発。
デザイン性と安心感のバランスが取れた定番テーマです。
やさしい色合いや雰囲気を実際に確認したい人は、公式ページをチェックしてみてください。
👉 SANGO公式サイトを見る
JIN:R|デザインプリセット豊富でブランディングしやすい
ブロックエディタ完全対応で、複数のデザインプリセットを簡単に切り替え可能。
内部SEO設定や構造化データ対応など、技術面も充実しています。
軽量設計で表示速度にも配慮されていますが、細かな装飾や余白の調整などは制限があるとのレビューもあります。
全体的に「おしゃれで多用途」に使えるテーマとして人気です。
デモデザインや最新アップデート情報は、公式サイトで確認できます。
👉 JIN:R公式サイトを見る
どのテーマも十分高機能。違いは「好み」と「目的」です。
操作性で選ぶならSWELL、デザインの雰囲気重視ならSANGO、多目的・ブランディング重視ならJIN:R。
自分の“発信したい世界観”に合うものを選びましょう。

WordPressテーマの選び方|あなたの今に合うベストな決め方
テーマを選ぶときは「自分が今どんな段階にいるか」を基準に考えるのがポイントです。
以下の表を参考に、今の目的に合ったテーマを選びましょう。
ステージ | 状況 | 最適テーマ |
初心者 | 書く・慣れる | 無料テーマ(Cocoon) |
継続期 | 見た目・操作性を整えたい | 有料テーマ(SWELL/SANGO/JIN:R) |
学習期 | カスタマイズ・自作したい | オリジナルテーマ制作(Webスキル学習) |
焦らなくて大丈夫。
今のあなたに合う選び方でOKです。
それが、「自分の世界を形にする」いちばんの近道。
まとめ|“今の自分に合うテーマ”を選ぶことが大切
WordPressテーマ選びの正解は、無料でも有料でもありません。
大切なのは「今の自分が何をしたいか」を基準にすること。
まずは無料テーマで慣れて、“発信を形にする”感覚をつかみましょう。
そして、「もっとデザインを整えたい」「操作を快適にしたい」と思えた時が、
有料テーマへのステップアップのタイミングです。
完璧を目指すより、“続けられる形”を作ることがいちばんの近道。
テーマ選びも、あなた自身の成長の一部として楽しんでください。
テーマが決まったら、いよいよ次のステップへ。
次の記事では、初心者でも迷わずできる 「エックスサーバー(Xserver)でWordPressブログを開設する方法」 を画像つきで紹介しています。
