WordPressをインストールしてダッシュボードが表示されたとき、最初に感じるのは「やっとできた!」という達成感だと思います。
でも次の瞬間、こんな不安が出てきませんか?
- 何か他に準備しておくことはないの?
- 失敗してサイトが壊れたらどうしよう?
- セキュリティやバックアップはどうすればいいの?
こうした漠然とした不安を解消してくれるのが「プラグイン」です。
スマホにアプリを入れるように、必要な機能を追加すれば、安心してブログを始められます。
この記事では、私が実際にブログで導入している必須プラグイン5選と、少し慣れてきたら必要に応じて追加したい便利プラグイン3選を紹介します。
この記事を読めば、「最初に入れるべきものはこれ」と自信を持ってブログを始められます。
WordPressを立ち上げたら最初にやること
WordPressをインストールしてダッシュボードが開いたら、記事を書く前に最低限やっておきたいのは3つです。
- セキュリティとバックアップの準備(プラグインで対策)←最優先!
- 基本設定(サイトタイトル、パーマリンク、タイムゾーンなど)
- テーマ設定(デザインを整える)
特に1番目を後回しにすると、何かあった時にせっかく作った記事や設定が消えてしまうリスクがあります。
だからこそ、まずは必要なプラグインを入れることが安心して始めるための第一歩です。
WordPressプラグインとは?
プラグインとは、WordPressに新しい機能を追加する拡張ツールのこと。
例えるなら「スマホのアプリ」。
- 必要なものだけ入れることで便利で快適
- 入れすぎるとスマホが重くなるように、WordPressも重くなる
はじめのうちは「必須プラグイン」だけを厳選して入れましょう。
初心者に必須!WordPressおすすめプラグイン5選
1. バックアップ|UpdraftPlus: WP Backup & Migration Plugin

引用: WordPress.org UpdraftPlus公式プラグインページ
WordPressを始めたばかりの人にとって、「もしサイトが壊れたらどうしよう?」という不安は大きな壁になります。そんなときに安心なのが UpdraftPlus: WP Backup & Migration Plugin です。
このプラグインを入れておけば、数クリックでサイト全体をバックアップ&復元できます。
初心者でも簡単にバックアップが取れるという安心感を持てるのが最大のメリットです。
- メリット:数クリックでサイト全体をバックアップ・復元でき、初心者でも安心して使えるのが魅力。GPLライセンスなので、個人ブログでもクライアント案件でも安心して利用可能です。
- デメリット:無料版は、大きなサイトだとバックアップや復元に時間がかかったり、途中で止まってしまうことがあります。
小規模ブログなら問題ありませんが、記事や画像が増えて容量が大きくなってきたら、有料アドオンを導入するか、Xserverなどサーバー側の自動バックアップ機能と併用すると安心です。
WordPressが真っ白になったときもすぐに復元できて本当に助かった経験があります。使い方を覚えてからは、Web制作に自信を持って取り組めるようになりました。
2. セキュリティ|SiteGuard WP Plugin

引用: WordPress.org SiteGuard WP Plugin公式プラグインページ
WordPressは世界中で広く使われていることもあり、攻撃対象になりやすいCMSです。
特にはじめのうちはセキュリティ設定を後回しにしがちですが、最初から守りを固めておくことが大切です。
SiteGuard WP Pluginは、日本製&日本語対応のセキュリティプラグイン。
ログインURLの変更や画像認証など、基本的なセキュリティ対策を自動で設定してくれるので、導入しておくだけで安心感が一気に増します。
- メリット:日本語UIで分かりやすく、セキュリティ対策が一括でできる
- デメリット:ログインURLが自動で変更されるため、「ログインできなくなった!?」と焦ることがある(→ プラグイン有効化直後に、新しいURLを必ずブックマークしておけば安心)
WordPressを立ち上げたら、真っ先に入れておきたい鉄板プラグインです。最初に入れておくだけでログイン画面が守られるので、「自分のサイトに鍵をかけられた」ような安心感があります。
ログインURLが変わって何度か焦りましたが、まずは変更後のURLをすぐに確認して控えておくことで解決です。
3. 日本語サイト安定化|WP Multibyte Patch

引用: WordPress.org WP Multibyte Patch公式プラグインページ
WordPressは海外発のシステムなので、日本語環境では文字化けや改行崩れなど小さなトラブルが起こることがあります。
WP Multibyte Patch は、文字化けや改行崩れなど小さなトラブルを未然に防いでくれる“縁の下の力持ち”です。
- メリット:一度入れるだけで日本語サイトの安定性が高まる。特別な操作は不要。
- デメリット:目に見える効果がほとんどないため、「本当に必要?」と疑問に思いやすいですが、実際には日本語サイトではほぼ必須のプラグイン。トラブルが起きてからでは遅いので、最初に入れておくのが安心です。
正直「入れても何が変わるの?」と思っていましたが、記事を書いていて文字化けが一度も起きていないので安心できます。空気のような存在ですが、なくては困る定番プラグインです。
4. 画像圧縮|EWWW Image Optimizer

引用: WordPress.org EWWW Image Optimizer公式プラグインページ
画像はブログを華やかにしてくれますが、サイズが大きいとページが重くなります。
EWWW Image Optimizer を入れておけば、画像をアップロードするたびに自動で圧縮してくれるので、サイトの表示スピードを保てます。
- メリット:完全自動で処理してくれるため、初心者でも手間がかからない。
- デメリット:画像処理が多いとサーバーに負荷がかかる場合がある。
その場合は「遅延読み込み」系のプラグインや、画像をWebP形式に変換する方法と併用するとより快適に。
画像が多い記事でも、自動で軽くしてくれるおかげで表示が遅くならないのがありがたいです。画像を多用するブログやWordPressサイトでは入れておきたいプラグインです。
5. サイト高速化|WP Fastest Cache

引用: WordPress.org WP Fastest Cache公式プラグインページ
ブログを続けるうちに記事数や画像が増えると、どうしてもページ表示が遅くなります。
WP Fastest Cache はキャッシュを利用して表示を高速化し、ユーザー体験の向上やSEO対策にもつながります。
- メリット:設定がシンプルで、初心者でも効果を実感しやすい。
- デメリット:キャッシュ系プラグインを複数入れると処理が重複し、状況によっては不具合につながることがあります。このプラグイン1つに絞れば安心です。出やすい。
他のキャッシュ系プラグインは入れずに、これ1つに絞るのがおすすめ。
サイトを「速く・快適に」するための頼れる味方です。キャッシュ系は難しそうで避けていましたが、導入後はページの表示が体感で速くなったので驚きました。設定もシンプルなので扱いやすいです。
初心者が次に導入したいWordPress便利プラグイン3選
必須5つに慣れてきたら、次に検討したいのがこちら。
どのプラグインも「入れなくても始められるけれど、あると一気に便利になる」存在です。
Broken Link Checker|リンク切れを自動チェック
記事数が増えてくると、外部リンクが知らない間に切れてしまうことがあります。Broken Link Checkerはそれを自動で検出し、教えてくれる便利なプラグインです。
SEO的にもリンク切れはマイナス評価につながるので有効ですが、常時稼働させると状況によってはサーバーに負担になることがあります。必要に応じてON/OFFを切り替えれば安心です。
Rich Table of Contents|記事の目次を自動生成
記事の見出しから自動で目次を作ってくれるプラグインです。長めの記事も一目で全体像が分かり、読者がクリックでジャンプできるのが大きな魅力です。
ただし、テーマによってはデザインが崩れることがあるため、導入後に表示をチェックして調整すると良いでしょう。
Duplicate Post|記事の複製で効率化
記事数が増えてきたときに便利なのがDuplicate Post。既存記事をコピーして下書きにできるため、同じレイアウトの記事を効率的に量産できるのがメリットです。
ただし、複製後に内容を修正しないと重複コンテンツになってしまうリスクがあります。記事の骨組みを流用したいときに活用しましょう。
日本で人気の定番WordPressプラグインまとめ
多くのユーザーに利用されているプラグインは、それだけで安心材料になります。ここでは「名前はよく聞くけれど、どんな機能?」と迷いやすい定番を簡単に紹介します。
Contact Form 7|問い合わせフォーム
ブログやサービス紹介をしていると「問い合わせ窓口」が必要になります。Contact Form 7は定番のフォーム作成プラグインで無料で問い合わせフォームを設置できますが、デザインはシンプルすぎるため多少のカスタマイズが必要です。
Site Kit by Google|アクセス解析やAdSenseをまとめて確認
Google公式のプラグインで、Google AnalyticsやSearch Console、AdSenseなどをWordPressの管理画面で一元的にチェックできます。
データ分析や収益確認がダッシュボードで完結するのが大きなメリットですが、Googleアカウントとの連携が必須で初期設定はやや複雑です。アクセス数や収益を見たいと感じたら導入を検討しましょう。
All in One SEO|SEO設定をまとめて管理
記事タイトルやメタディスクリプションを最適化できるSEO用プラグイン。検索流入を意識するなら欠かせないツールで、国内外で幅広く利用されています。
Akismet Anti-Spam|コメントスパムを自動でブロック
WordPress公式が提供するスパム対策プラグイン。コメント欄を開放すると大量のスパムが来ることがありますが、Akismetが自動で振り分けてくれるので安心です。
XML Sitemap Generator|検索エンジン用サイトマップを自動生成
Googleなどの検索エンジンに記事の更新を伝えるためのXMLサイトマップを自動生成。インデックス速度を上げたいときに役立ちます。
Autoptimize|コードを最適化して表示速度を改善
CSSやJavaScript、HTMLを圧縮・結合し、サイト全体の表示を軽くしてくれます。EWWW Image Optimizerが「画像の圧縮」に特化しているのに対し、Autoptimizeは「コードや読み込みの最適化」が強みです。
Wordfence Security|総合的なセキュリティ対策
世界的に利用者の多いセキュリティプラグイン。ファイアウォールやマルウェアスキャンなどを備え、国内ではSiteGuardが人気ですが、Wordfenceも幅広く導入されています。
WordPressプラグイン導入の注意点
WordPressプラグインは便利ですが、入れ方や管理を間違えるとサイトが重くなったり、不具合の原因になることもあります。最低限、次のポイントを意識しましょう。
同じ機能を持つプラグインを複数入れない
キャッシュ系やセキュリティ系など、似た役割を持つプラグインを同時に入れると処理がぶつかり、サイトエラーの原因になります。必ず1つに絞るようにしましょう。
更新が止まっているものは避ける
公式ディレクトリで「最終更新」が数年前になっているプラグインは要注意。セキュリティホールが残ったままになる可能性があるため、できるだけ定期的に更新されているものを選びましょう。また、「お使いのWordPressバージョンと互換性があります」と表示されているかどうかもチェックしておくと安心です。
プラグインのアップデートは必ず実行する
WordPressやプラグインの更新通知が来たら、そのまま放置せず必ずアップデートしましょう。セキュリティ修正や不具合改善が含まれていることが多く、安心して使い続けるためには必須の作業です。
ただし、アップデートの前には必ずバックアップを取っておきましょう。更新後に不具合が起きても、ワンクリックで元に戻せるので安心です。
不要になったら「停止」ではなく削除する
使わなくなったプラグインを「停止」のまま放置していると、脆弱性を突かれて攻撃の入り口になることもあります。不要になったら必ず削除して、サイトをすっきり安全に保ちましょう。
プラグインは便利ですが、数を増やすほどリスクも高まります。最初は必要最小限から始めて、必要になったときだけ追加するのがおすすめです。
WordPress初心者におすすめのプラグイン一覧
※この記事は2025年最新版の情報をもとにしています。
プラグイン名 | 主な役割 | 初心者おすすめ度 |
UpdraftPlus: WP Backup & Migration Plugin | サイトのバックアップと復元 | ★★★★★ |
SiteGuard WP Plugin | セキュリティ強化(ログイン保護) | ★★★★★ |
WP Multibyte Patch | 日本語サイトの安定化 | ★★★★★ |
EWWW Image Optimizer | 画像圧縮・WebP変換 | ★★★★★ |
WP Fastest Cache | サイト高速化 | ★★★★★ |
Broken Link Checker | リンク切れの検出 | ★★★★☆ |
Rich Table of Contents | 記事の目次を自動生成 | ★★★★☆ |
Duplicate Post | 記事の複製・効率化 | ★★★★☆ |
Contact Form 7 | 問い合わせフォーム | ★★★☆☆ |
Site Kit by Google | アクセス解析・AdSense管理 | ★★★☆☆ |
この一覧を参考に、自分に合ったWordPressプラグインを選んでみてください。
まとめ|初心者は必須プラグイン5つから始めよう
WordPressを始めたばかりの初心者にとって、プラグインは「安心して運営するための保険」のような存在です。最初に入れておくべきなのは次の5つ。
- UpdraftPlus: WP Backup & Migration Plugin
(バックアップ) - SiteGuard WP Plugin(セキュリティ)
- WP Multibyte Patch(日本語対応)
- WP Fastest Cache(高速化)
- EWWW Image Optimizer(画像圧縮)
はじめは「プラグインの選び方」で迷いやすいですが、 まずは必須5つから導入し、必要に応じて便利系を追加していけば安心です。
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