WordPressを始めたいけれど、「無料ブログと何が違うの?」「スマホだけでできるの?」「難しくてつまずきそう…」と不安に思っていませんか?
実際に、WordPressはWebサイトやブログを作れて、自由度が高く収益化に最適なツールですが、サーバー契約や初期設定などで戸惑ってしまう初心者も多いです。
この記事では、初心者がWordPressを始めるための準備から実際の手順、つまずきやすいポイントまでをまとめています。さらに、無料ブログとの違い、スマホでの運用、ローカル環境での練習方法も解説するので、「自分に合った始め方」が分かります。
私自身も、最初は右も左も分からない状態からWordPressを立ち上げ、今では仕事や副業にも活かせています。この記事が、あなたの最初の一歩を安心して踏み出すためのガイドになれば嬉しいです。
この記事では、WordPressブログ開設の全体像をわかりやすく解説します。
サーバー契約やドメイン取得などの具体的な操作手順は、関連記事で詳しく紹介していきますので、気になるところからチェックできます。
WordPressとは?ブログに選ばれる理由
世界シェアNo.1!WordPressが選ばれる理由
WordPress(ワードプレス)は、世界シェアNo.1のブログ・サイト構築ツール(CMS:コンテンツ管理システム)です。
CMSとは「専門的な知識がなくても、記事投稿やデザイン変更ができる仕組み」のこと。
2025年現在、世界中のWebサイトの43.3%がWordPressで作られており、CMSを利用しているサイトに限定すると60.7%にのぼります【出典:Usage statistics and market share of WordPress】。初心者からプロの制作者まで幅広く利用されているのが特徴です。
WordPress.orgとWordPress.comの違い【本記事は.org】
WordPressには WordPress.org(自分でサーバー・ドメインを契約して自由に運用できるタイプ)と WordPress.com(レンタル型で制限があるタイプ)の2種類があります。
本記事で扱うのは WordPress.org を使った、自由度が高く収益化に適した運用スタイルです。
詳しい違いについては下記の記事をご一読ください。

無料ブログとの違いは「自由度と資産性」
Amebaブログやはてなブログなどの「無料ブログ」も気軽に始められますが、次のような制限があります。
- 広告が自動で表示される(収益は運営会社に入る)
- デザインや機能のカスタマイズが制限される
- サービス終了やアカウント停止のリスクがある
一方、WordPress(WordPress.org)は「サーバー」と「独自ドメイン」を用意して自分で運営する仕組みです。
そのため、ブログが完全に自分の資産となり、広告も自由に貼れるのが最大のメリットです。
もちろん、Amebaブログやはてなブログでも有料プランを利用すれば、広告を外したりアフィリエイトで収益化する人もいます。
ただし、運営会社に依存する以上、規約変更やサービス終了のリスクは避けられません。
長期的に「自分の資産になるブログ」を育てたいなら、WordPressの方が有利です。
収益化を目指すならWordPress一択
ブログを「趣味」ではなく「副業・ビジネス」として育てたいなら、WordPressは必須の選択肢です。
- Google AdSenseで広告収入を得られる
- アフィリエイトで商品を紹介できる
- 自分のサービスやコンテンツを販売できる
これらの方法は無料ブログだと制限されることが多く、「本気で収益化したいならWordPress一択」とされる理由です。
さらに、デザインの自由度が高いため、自分の世界観やブランドを表現できるのも大きな魅力です。
このように、WordPressは世界中で利用され、自由度や資産性の高さから収益化にも最適なツールです。次のセクションでは、実際に始める前に準備しておきたいポイントを紹介します。
WordPressを始める前に必要な準備【費用・サーバー・ドメイン】
WordPressにかかる費用の目安
WordPress自体は無料で使えるCMSですが、サーバーと独自ドメインを契約する必要があります。ここで「どのくらいお金がかかるのか」が気になる人も多いと思います。
初期費用
- サーバー代:数千円〜12,000円程度(※別途1,500円〜3,000円程度の契約料金がかかる場合あり)
- ドメイン取得:無料〜1,500円程度(独自ドメインが永年無料になるキャンペーンあり)
維持費用(ランニングコスト)
- サーバー代:月額500円〜1,500円程度(年額 約5,000円〜12,000円程度)
- ドメイン更新料:無料〜(年額1,500円程度)
合計すると、年額でおよそ6,500円〜13,500円程度が目安です。※契約するサーバー会社やプラン、ドメインの種類により異なります。
無料ブログはゼロ円で始められる一方、WordPressは初期費用と維持費がかかります。とはいえ、広告やアフィリエイトを導入できる自由度があるため、投資を回収できる可能性があるのが大きな魅力です。
サーバーの役割と選び方
サーバーはブログの「土地」にあたる存在です。ここが不安定だとページが表示されないなどトラブルの原因になります。
初心者がチェックすべきポイントは以下のとおりです。
- サポート体制:日本語での問い合わせができると安心
- セキュリティ:SSL(暗号化)、バックアップが簡単に導入できるか
- 管理画面の使いやすさ:WordPressの簡単インストールに対応しているか、直感的に操作できるか
- 表示速度・安定性:最初はあまり気にしなくても大丈夫ですが、将来的にアクセスが増えても安心できるかどうか
代表的なサービスには「Xserver」「ConoHa WING」「お名前.com」「ロリポップ!」などがあります。
lapTravelでは、初心者でも扱いやすく安定感のある Xserver を推奨しています🙋♀️
独自ドメインとは?選び方の基本
ドメインはブログの「住所」にあたります。
例:https://laptravel.com → laptravel.com がドメイン部分です。
選ぶときのポイントは次のとおりです。
- 種類:.com、.net、.jp など(特別な理由がなければ .com が無難)
- 覚えやすさ:短くシンプル、ブランド感を出せる
- 避けたい要素:数字やハイフンが多いと覚えにくい
独自ドメインを持つことで、ブログが「自分の資産」となり、信頼性やブランド化にもつながります。

WordPressの始め方【準備〜インストールまでの全ステップ】
WordPressは「準備さえ整えばすぐに始められる」のが特徴です。ここでは、初心者でも迷わず進められるように、サーバー契約からインストールまでの流れをまとめました。
ステップ1:サーバー契約(ブログの「土地」を用意)
まずはブログを設置する「土地」にあたるレンタルサーバーを契約します。初心者には、表示速度・安定性・サポートのバランスが良いXserver(エックスサーバー)が特におすすめです。
lapTravelでもXserverを利用しており、管理画面の使いやすさや日本語サポートの安心感から、初心者でもスムーズに始められます。
ステップ2:独自ドメイン取得(ブログの「住所」を決める)
次に、ブログの「住所」となる独自ドメインを取得します。独自ドメインは一度決めると長く使うものなので、選び方が大切です。
- 種類:.com、.net、.jp など。商用なら .com が無難(利用者が多く信頼感が高い)
- 短く覚えやすい:シンプルで入力しやすく、口頭でも伝えやすい
- ブランド感を出せる:活動や世界観を表せると、ブランディングにつながる
- 数字やハイフンは避ける:覚えにくく打ち間違えやすいため。スパムサイトに多い傾向もあり、信頼性を下げる可能性がある
ただし、ブランド名やイベント名に数字が含まれるケース(例:Tokyo2020)や、覚えやすい短縮ドメイン(例:web3)の場合は例外です。
たとえば laptravel.com のように、自分の活動をシンプルに表現できるドメインは理想的です。
ステップ3:サーバーとドメインを紐づけ(ネームサーバー設定)
サーバーと独自ドメインを契約したら、両者を「つなげる」作業が必要です。これをネームサーバー設定と呼びます。
実際には管理画面で数クリックするだけで、「このドメインをこのサーバーで使いますよ」と指示するイメージです。
設定が反映されるまでに数時間〜最大24時間かかる場合があります。すぐに反映されることもあるので、慌てず待てばOKです。
補足
Xserverでサーバー契約と同時に独自ドメインを取得した場合は、この設定は自動で反映されるため操作は不要です。
ただし、お名前.comなど他社で取得したドメインを使う場合は、ネームサーバー設定を手動で行う必要があります。
ステップ4:SSL化(https対応)
次に、ブログを安全に使えるようにSSL化(https対応)を設定します。これを設定すると、URLが http://~ → https://~ に変わり、アドレスバーに鍵マークが表示されます。
SSL化をする理由は以下の通りです。
- セキュリティが向上する
- 訪問者が安心して利用できる
- Google検索でも評価が上がる(SEO効果)
Xserverなら最大1時間程度で反映されます。無料SSLを数クリックで有効化できるので、初心者でも安心です。
ステップ5:WordPressインストール(自分だけのブログ完成)
最後に、サーバーの管理画面から「WordPress簡単インストール」を選びます。サイト名やユーザー名、パスワードを入力すれば、自動で初期設定まで完了します。
これであなただけのWordPressブログの土台が完成です。
初心者でも解説記事を見ながら進めれば 2〜3時間程度〜半日あれば完了します。
慣れていけば30分〜1時間程度で「自分だけのWordPressブログ」を立ち上げられます✨
最初の一歩は大変に感じるかもしれませんが、実際にインストールが終わると「本当に自分のブログができた!」という達成感があります。
スマホだけでWordPressを始められる?
WordPressはスマホからでも始められます。実際に、サーバー契約やドメイン取得、インストールまでスマホのブラウザで操作可能です。外出先で少し試してみたい人には便利です。
ただし、スマホだけでブログ運営を続けるのはおすすめできません。理由は次のとおりです。
スマホだけで始める場合の制限
- 記事執筆が非効率:長文入力や装飾編集はPCの方が圧倒的に快適です。
- デザイン編集が難しい:テーマカスタマイズやCSS編集は、スマホ画面では操作性が悪く、誤操作も増えがちです。
- 画像編集やファイル管理が制限される:写真の加工やファイルの一括管理はPC環境の方がスムーズです。
スマホでも可。本気ならPCがおすすめ
スマホでもWordPressを始めることは可能です。
ただし「副業や収益化を本気で目指す」なら、作業効率や安定性を考えてPC環境を整えることを強くおすすめします。
ローカル環境で試す方法(サーバー・ドメイン契約前に触ってみたい人向け)
「サーバーやドメインを契約する前に、まずは操作感を試してみたい」という方は、Local WP(旧 Local by Flywheel)がおすすめです。
これはPCにインストールして使える無料ソフトで、サーバー契約なしでWordPressを動かせます。
ローカル環境のメリット
- 契約前に体験できる:WordPressの管理画面や記事投稿の流れをあらかじめ確認できる
- 安全に練習できる:インターネットに公開されないため、失敗しても誰にも見られない
- 無料で利用可能:ソフトをインストールするだけで利用可能
注意点
- PC専用:Windows/Mac対応で、スマホでは利用できません
- 本番運用は不可:収益化や公開運営には、最終的にサーバー契約と独自ドメインが必須
サーバー契約前に試してみたい人に最適
本番前に「試してみたい」「練習してから安心して契約したい」という人に最適な方法です。
ただし、副業や収益化を目指す場合はローカル環境はあくまで準備段階。運用していくためにはサーバー契約が必要です。
WordPressの初期設定【最初にやるべきこと】
WordPressをインストールしたら、まずは基本的な初期設定を整えておきましょう。ここでしっかり準備しておくと、後から手戻りせずに安心して記事執筆を進められます。
SSL化(セキュリティ強化)
インストール直後に確認したいのが、サイトURLが「https://~」になっているかどうかです。
SSL化は通信を暗号化してセキュリティを高める仕組みで、Google検索でも評価されます。Xserverでは無料のSSLが用意されており、有効化することでSSL化に対応できるので、Xserverの管理画面で無料SSLが有効化されているかを確認しておきましょう。
サイトを非公開にしておく(公開準備が整うまで)
最初の段階ではデザインや記事が未完成のため、そのまま公開すると不安に感じる人も多いでしょう。
公開準備が整うまでは以下の方法で「一時的に非公開」にしておくのがおすすめです。
- 表示設定で検索エンジンをブロック
管理画面 → 設定 → 表示設定 → 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れるだけでOK。 - Basic認証でアクセス制限
サーバーの管理画面で設定し、パスワードを知っている人だけアクセス可能にする方法です。より安心ですが、少し手間がかかります。クライアントワークなどの非公開案件の場合は、必ず設定しておきましょう。
パーマリンク設定(URLを整理してSEO対策)
WordPressの初期状態では記事のURLが ?p=123 のような形式になっています。
これを「記事タイトル(スラッグ)形式」に変更したり、スラッグの前にカテゴリ名を入れたりと、スラッグの設定は自由に決められるので、Webサイトの運用方法やクライアントの意向に合わせて設定することが大事です。
この設定をしておくことでSEOにも有利になり、読者にとってもわかりやすいURLになります。
テーマ設定(無料・有料テーマの特徴)
WordPressのデザインを決めるのがテーマです。WordPressをインストールした直後はインストール方法にもよりますが、WordPress側が用意している無料テーマが設定されています。無料テーマでも十分始められますが、将来的に収益化を考えるなら有料テーマも検討すると安心です。
必要最低限のプラグイン導入(セキュリティ・SEO・バックアップ)
WordPressには便利なプラグインが数多くありますが、最初から入れすぎるとサイトが重くなる原因になります。
まずは「セキュリティ」「SEO対策」「バックアップ」などの基本的なプラグインだけを入れておきましょう。
また、お問い合わせを受け付ける場合は「お問い合わせフォーム」のプラグインを使用すると簡単にお問い合わせフォームの設置が可能です。
初心者がつまずきやすいポイント
WordPressは「誰でも簡単に始められる」と言われますが、実際には初心者が同じところでつまずきやすいのも事実です。ここでは、よくある落とし穴をまとめました。
サーバー契約時のプラン選び
最初から「高性能なプラン」を選ぶ必要はありません。初心者なら、まずは一番安いプランで十分です。アクセス数が増えてから上位プランに切り替えられます。
私も最初は分不相応なレンタルサーバーを契約してしまい、かなり無駄なコストを払い続けていました😂
ドメインについても「これ全部いらなかったな…😭」というドメインを複数契約してしまい、今では全て解約しました。
ドメイン設定やSSL化でのつまずき
サーバーとドメインの紐づけ、SSL化は慣れないと不安に感じがちです。ほとんどのレンタルサーバーでは自動設定があるので、落ち着いて手順に沿えば問題ありません。
テーマ選びで迷子になるケース
「無料テーマ vs 有料テーマ」で悩みすぎて進まない人が多いです。まずは無料テーマで十分。必要になったら有料テーマを検討すればOKです。
本質的には良質な記事を書くことが大事なのに、テーマにこだわりすぎて記事制作が進まなかった経験者です🙋♀️笑
多くの人が色々な壁にぶつかるので、自分だけ・・・と思わず安心してくださいね。
記事制作に踏み出したら意識したいこと
WordPressブログを続けていく上で大切なのは「読者に役立つ記事を書くこと」です。
記事制作のスキルやSEOの考え方は奥が深いですが、まずは「悩んでいた過去の自分に向けて書く」「親しい友人の悩み相談にのる感じで書く」ことから始めれば大丈夫です。
💡 最初の記事が完璧じゃなくても大丈夫。書きながら直していけばいいし、その積み重ねこそがブログの成長につながります。
まとめ
WordPressは「自分の資産になるブログ」を作れるのが最大の魅力です。
最初はサーバーやドメイン契約、初期設定などで不安も多いかもしれませんが、手順通りに進めれば必ず自分のサイトが立ち上がります。
そして、環境が整ったら、大事なのはとにかく読者のことを考えて記事を書くこと。
悩みすぎず、小さな一歩を積み重ねていけば、ブログはあなた自身の世界観を表現し、将来的には副業や収益化にもつながる大切な資産になります。
今日が「あなたのWordPressブログを始める記念日」になるように、一緒に一歩踏み出してみませんか?