副業・キャリア

30代で考えた“自分軸キャリア”の築き方|副業を通じて会社に依存しない働き方を育てる

会社に依存しない、自分軸キャリアの育て方 laptravel.com

20代後半頃からずっと、「どう働くか」「どう生きるか」を考えてきました。
“会社を辞めるかどうか”ではなく、
自分の力でキャリアを育てるために、何を続けるかを考えてきた時間でした。

会社員として働きながら副業を始めたのも、収入を増やすためではなく、
自分の経験やスキルを自分の意思で形にしてみたかったからです。

そうして行動を重ねる中で気づいたのは、
“会社に依存しないキャリア”とは、考え方だけでなく、
日々の選択や積み重ねの中で少しずつ育っていくもの
だということ。

この記事では、会社員として働きながら副業に取り組む中で見えてきた、
自分の軸でキャリアを育てるヒントをお伝えします。

この記事でわかること

・副業が“ただの副業”じゃなくなる瞬間
・会社に依存しない働き方の考え方
・ハイブリッドワークで自分を育てる3つのステップ

まっちー

忙しい毎日の中でも、「自分の力で生きていきたい」という気持ちは大切にしてほしいです。
立ち止まることは、迷いではなく“選ぶ時間”です。
完璧じゃなくても、自分のペースで“自立の形”を築いていきましょう。

副業が“ただの副業”じゃなくなる瞬間

会社員として働きながら、自分の仕事をつくっていくようになってから、
仕事の見え方が少しずつ変わっていきました。

最初から「副業でお小遣いを稼ごう」と思っていたわけではありません。
どちらかというと、“自分の力で価値を生み出す”という感覚を確かめたかったんです。

初めて「助かりました」と言われたとき、心の中で何かが動きました。
お金よりも、信頼や感謝の言葉の方がずっとモチベーションになる。

任された仕事ではなく、自分で選んだ仕事に手応えを感じられたとき、
それはもはや“副業”ではなく、“自分のキャリアを動かし始めた瞬間”でした。

副業を続ける意味は、きっと「収入を増やすこと」ではなく、
“自分の仕事”と呼べる何かを確かに持てるようになることだと思います。

👉 副業を続けたいけど疲れてしまうときは、
副業と本業の両立術|30代女性が“燃え尽きずに続ける”時間とメンタルの整え方
も読んでみてください。

会社に依存しない働き方とは

会社に頼らないというのは、会社を嫌うことではありません。
ただ、自分の人生の舵を、自分の手でしっかり握っていたいだけです。

私にとって「会社に依存しない働き方」とは、
“自分の仕事の意味を、自分で決められる状態”のことだと思っています。

たとえば、「誰のために」「なぜこの仕事をしているのか」が、
会社の方針ではなく、自分の意思で答えられる
こと。

それがはっきりしてくると、選ぶ仕事も、人との関わり方も変わります。
仕事を「こなす」よりも、「届けたい人のために動く」感覚になる。
そして、その積み重ねが、結果的に“会社に依存しないキャリア”を育てていくのだと思います。

👉 副業を始めたい方は、
30代女性は副業を何から始めるべき?未経験からの第一歩 をどうぞ。

ハイブリッドで働くからこそ得られるもの

会社の仕事と個人の仕事を両立していると、時間に追われる日もあります。
それでも、その中で確実に育っていく力があります。

  • 限られた時間の中で成果を出す「時間設計力」
  • 疲れやムラを受け入れながら続ける「自己マネジメント力」
  • 相手の意図をくみ取り、伝え方を工夫する「コミュニケーション力」

そしてもうひとつ大きいのは、
“自分で考えて動く力”――つまり実行力と判断力が磨かれることです。

副業では、誰もタスクを割り振ってくれません。
自分で目的を決め、段取りを立て、行動に移す。
その積み重ねが自然と「リーダーシップ」「言語化能力」といったスキルにつながっていきます。

気づけば、本業でも“自分の頭で考えて動ける人”として信頼されるようになります。
副業は、自分のキャリアを見つめ直す場所なのだと感じます。

👉 時間管理を見直したい方はこちらの記事もおすすめです。
副業と本業の両立術|30代女性が“燃え尽きずに続ける”時間とメンタルの整え方

副業は、自分のキャリアを映す鏡

副業を始めてから、“働く”ということの見え方が少し変わりました。
新しいスキルを得たというよりも、
“自分の力で動ける実感を持てたこと”が大きいです。

会社の仕事も、副業の仕事も、どちらも「誰かのために動く」という点では同じ。
でも副業では、すべての判断を自分で下す。
だからこそ、自分がどう働きたいのか、その軸がより明確になっていきました。

本業に向き合うときも、“会社の一員として働く”というより、
「自分の意志で関わっている仕事のひとつ」として捉えるようになりました。

どこで働くかよりも、「どう価値を生み出すか」を自分で選べることが、私にとっての自立につながっています。

副業を通じて気づいたのは、
本業と副業の両立(ハイブリッドワーク)そのものが、
自分のキャリアを育てる大切なプロセス
だということ。

会社に依存しないキャリアとは、
自分で意思を持ち、どの場所でも価値を発揮できる力を持つこと。

副業は、それを映し出してくれる“鏡”のような存在です。

副業を通じて見えた、自分が大切にしたいもの

副業を続けてきた理由を改めて考えると、
私にとっては「お金」や「実績」よりも、“自由”が一番のキーワードでした。

パソコンひとつで、どこでだって働ける。
好きな時に、好きな人と、好きな場所で、好きなことをして生きていく。
そんな働き方――いや、生き方を本気で叶えたい
と思ってきました。

会社員の仕事が嫌いなわけではないけれど、
組織の中で“感謝されにくい立場”や、
価値観の合わない人と無理に合わせ続けることに、どこか違和感を感じていたんです。

最初から「自由になるために副業を始めた」わけではありません。
初めての副業のWeb制作案件は、頼まれて始めたものでした。
けれど、その経験がきっかけで、
“自分の力で誰かに価値を届ける”という感覚を持てるようになった
んです。

そして、ブログを書き続ける中で、
“自由に生きる”というテーマが自分の中で少しずつ形になっていきました。

自分の言葉が誰かの心に届いたり、
何かを考えるきっかけになったりすること。
その過程にこそ、いちばんの手応えを感じています。

自分のスキルや知識が、誰かの役に立つ瞬間――
「出会えて良かった」「あなたのおかげで」と言われ
とき、
それが何よりのモチベーション
です。

私との関わりをきっかけに、
誰かが自分の「ありたい姿」に向かって動き出す瞬間。
うまくいった結果だけを見るよりも、
変わろうと努力するその過程や、気づいて成長していく姿を見られること。
それが、私がこれからも大切にしていきたいことです。

会社員のまま“自立”するための考え方

会社員のまま自立するというのは、
「辞める」ことではなく、「自分で決める基準を持つ」こと
だと思います。

私が意識しているのは、大きく2つ。

ひとつは、自分のペースを守ること
副業は時間もエネルギーも限られているからこそ、
焦らず、自分のリズムで続けることがいちばん大切です。

もうひとつは、相手に分かりやすく、次の行動を取りやすくする伝え方を意識すること
提案でもメッセージでも、相手が迷わず進めるように整理して伝える。
分かりやすさを意識するだけで、仕事の進み方も信頼の積み重ね方も変わっていきます。

誰かと比較して落ち込む日も、時間が足りないと焦る日もあります。
でも、そんな時こそ“自分の軸に戻る”こと。
他人ではなく、先月の自分と比べればいい。
自立とは、他人のペースではなく“自分の基準”で選んでいくことだと思います。

まとめ|会社に頼らず“自分の軸”で働く未来へ

会社に依存しない働き方とは、
反発ではなく「自分で選んで生きる」ことだと思います。

会社員のままでも、自立はできます。
誰かに合わせるのではなく、
自分のペースで、自分の言葉で働き方を築いていけばいい。

完璧を目指すよりも、
小さくても“自分の意思で選んだ一歩”を積み重ねていくこと。
その歩みの先に、自分の軸で働く未来が見えてくるはずです。