「Webデザイン、ちょっと気になる。」
そう思って検索してみたら、知らない言葉やツールの名前がずらり。
どれから始めればいいのか分からなくて、思わずページを閉じそうになった。
SNSではきれいなデザインが並んでいて、「私もこんなの作れたらいいのにな」と思うけれど、自分にもできるのか、まだ想像がつかない。
でも、少し試してみると「あれ?意外とできるかも」って思える瞬間がきます。
その小さな気づきが、次の一歩につながります。
最近は無料で使えるツールも多く、「できた!」という感覚を味わえるチャンスがたくさんあります。
この記事では、初心者が最初に触れてほしいWebデザインツール3選を紹介します。
どれも無料で始められて、使いながら“デザインの感覚”がつかめるものばかり。
「やってみようかな」と思えたその気持ちを、一緒に育んでいけたらと思います。
初心者が最初に触れたいWebデザインツール3選
どんなツールを使うかで、最初の学び方も変わります。
難しく考えずに、「今の自分に合った始め方」を見つけてみましょう。
Canva(キャンバ)|テンプレートで“作る楽しさ”を体験
デザインが苦手でも、すぐに形になるのがCanvaです。
テンプレートを選んで文字や色を変えるだけで、SNSの投稿画像や名刺、バナーなどがあっという間に完成します。
「Webデザイン=難しそう」というイメージをやわらげてくれて、“自分にもできたかも”と思えるきっかけをくれるツールです。
おすすめポイント
- 無料でほとんどの機能が使える
- ブラウザでもスマホでもOK
- テンプレートが豊富で迷わない
初めてでも、ほんの数分で「できた!」を感じられるのがCanvaのいいところ。
自分で作った画像が画面に現れる瞬間、少しだけ胸が高鳴ります。
Figma(フィグマ)|“考えて作る”を体験できるデザインツール
「もう少し、デザインの仕組みを理解したい」
そう感じたときにおすすめなのがFigmaです。
Figmaは、プロのWebデザイナーも使う人気ツール。
でも難しいものではなく、無料で使えて操作もシンプル。
ブラウザ上で動くから、インストールもいりません。
Canvaでは“形にする楽しさ”を感じられますが、
Figmaでは“考えて作る面白さ”を体験できます。
文字や画像を少し動かすだけで、全体の印象が変わる。
その変化を見ながら、「なぜこうなるのか?」を自然に学べるのがFigmaの良さです。
おすすめポイント
- 無料プランで十分学べる
- 共同編集ができてチーム作業も可能
- デザインの“考え方”を実践的に理解できる
触っていくうちに、「デザインってセンスより考え方なんだ」と気づくはず。
それが、次のステップにつながる大事な発見になります。
STUDIO(スタジオ)|“作ったものを世界に出す”最初のステップ
「自分の作ったデザインを、実際にWebで公開してみたい」
そんなときにぴったりなのがSTUDIOです。
STUDIOは、コードを書かなくてもマウス操作だけでWebサイトを作れるノーコードツール。
難しい知識がなくても、ブロックを組み合わせるようにページを作れます。
CanvaやFigmaで「見た目を作る」ことに慣れてきたら、STUDIOではそれを“Webページとして形にする”体験ができます。
作成したページを実際に公開できるので、「自分の手でWebを作った」という実感を得られます。
おすすめポイント
- コード不要でサイト公開まで完結
- 日本語対応で操作が直感的
- デザインから公開までの流れを体験できる
STUDIOは、“作ったデザインをWebで形にする”体験ができるツールです。
自分の手でページを公開できた瞬間、「本当に自分で作れたんだ」と実感できるはずです。
デザインの幅を広げたい人へ|本格派Adobe(アドビ)ソフトでステップアップ
「もっと自由にデザインしてみたい」
そう思ったときに試してほしいのが、Adobeのソフトです。
プロのデザイナーが現場で使う定番ソフトですが、無料体験版から試せるので安心です。
実際に触ってみると、細かい調整や表現の自由度の高さに驚くはず。
AdobeExpress(アドビエクスプレス)|気軽に試せる“Adobe版Canva”
「本格的なソフトでのデザインって難しそう」という印象をくつがえしてくれるのが、AdobeExpress。
テンプレートを選んで文字や写真を入れるだけで、SNS投稿やチラシ、サムネイルなどをすぐに作ることができます。
Canvaの操作に慣れている人なら、すぐに感覚がつかめるはず。
表現の幅を少し広げたい人にぴったりのソフトです。
おすすめポイント
- 無料で始めやすい
- テンプレート数が豊富
- スマホでもブラウザでも使える
“Adobeの世界をのぞいてみる”なら、まずはここから。
無料アカウントを作るだけで、すぐにデザインを始められます。
Illustrator(イラストレーター)|カタチを作るデザインの基礎
Illustratorは、ロゴやアイコン、チラシ、名刺など、図形や文字を使ったデザインに強いソフトです。
配置や余白を意識することで、レイアウトやバランス感覚が自然と身についていきます。
Canvaではできなかった「細かい位置調整」や「独自のデザインづくり」に挑戦できます。
おすすめポイント
- ロゴやイラスト制作に最適
- 紙もののデザインが得意
- ベクター形式で拡大してもキレイ
Illustratorは、アイデアを“形にする力”を育てるのに最適。
思い描いたデザインを思い通りに表現できるようになると、
次は「写真や質感でも表現してみたい」と感じる人も多いです。
そこで活躍するのが、次に紹介するPhotoshopです。
Photoshop(フォトショップ)|写真やバナーを“思い通りに仕上げる”
写真の色味を調整したり、バナーの雰囲気を整えたり。
Photoshopは、“デザインを仕上げる力”を伸ばしたい人におすすめのソフトです。
色のトーンを整える、不要な部分を消す、背景をなじませる。
そんな細かな調整ができるので、仕上がりを自分の感覚でコントロールできます。
おすすめポイント
- 写真の補正からバナー制作まで対応
- 色味や明るさを自分で調整できる
- 仕上がりの印象を自由にコントロールできる
“プロ用”という印象がありますが、実際に使ってみると操作は思ったよりシンプル。
少しずつ触っていくうちに、「色を変えるだけでこんなに印象が違うんだ」と気づくはずです。
表現の幅が広がると、「もっと作ってみたい」という気持ちが湧いてくるはずです。
Webデザインを仕事にしていくなら、IllustratorやPhotoshopの基本を知っておくと安心です。気になる方は、Adobe公式の無料体験から触ってみてくださいね。
目的別に分かる!あなたに合ったWebデザインツール
「何から始めればいいか分からない…」という人は、この表を見ながら自分に合うツールを探してみましょう。目的に合わせて選ぶだけで、最初の一歩がぐっと明確になります。
やりたいこと | 最初に使うツール | 次のステップ |
SNS投稿やチラシを作りたい | Canva | Adobe Express / Illustrator |
Webサイトデザインを学びたい | Figma | STUDIO / Photoshop |
実際にサイトを作って公開したい | STUDIO | WordPress |
ツールに“正解”はありません。
だからこそ、自分の目的に合ったツールから始めることが、挫折しないコツです。
どのツールを選んでも、最初は「手を動かしてみる」ことが大切。
一度使ってみると、自分に合う感覚が自然と見えてきます。
まとめ|ツールを知ることが、デザインの第一歩
たくさんのツールを見て迷うのは、“自分に合った方法で学びたい”と思っている証拠です。
どれを選んでも、最初の一歩になります。
気になるツールをひとつ触ってみるだけで、きっと世界が少し広がります。
あなたの「やってみよう」が、Webデザインの旅のはじまりです。
